Inflight Drone Service
今回はバードストライクの危険性や対策について書いていきます。
まずバードストライクとは何かを説明します。
バードストライクとは、鳥類が人工構造物に衝突する事故をいいます。一般的に航空機と衝突する事例を指すことが多いです。高速移動中の衝突は例え小鳥程度の大きさでも非常に大きな衝撃で、重大事故に発展する可能性が高いです。
ドローンも例外ではありません。
ワシやタカなどの猛禽類は獲物だと思って襲ってきたり、カラスなどの縄張り意識が高い鳥はドローンを侵入してきた外敵だと思って集団で襲ってきたりします。
次に起こりやすい環境や条件です。
・湿地や水辺、餌や水を求めて鳥が集まる場所。・草地や森林、小動物が多く鳥が集まりやすい環境。・春と秋の渡り鳥シーズン、多くの鳥が長距離移動を行う。・朝と夕方、鳥が日の出と日の入り前後に活発に活動する。
対策について
上記の環境や条件を避けるのはもちろんですが、どうしても避けられない状況などもあるかと思います。
主な対策は3つです
1.周辺空域の確認。事前に周辺の木々や空域に鳥がいないか確認してドローンを飛ばしましょう。2.低い高度での飛行高い場所は鳥との衝突リスクが高く、目線の高さであれば鳥もドローンや人に近づくことは少ないです。3.急上昇による飛行回避万が一にも鳥が接近してきた場合は、急上昇による飛行回避がおすすめです。鳥は下降飛行を得意としますが、上昇飛行が苦手なので衝突を回避できる可能性が高いです。
皆さんもドローンを扱う際には建物や人に気を付けるのはもちろんですが、周辺空域や木々にも気を配り、鳥との衝突にも注意して安全に飛行しましょう。