近年、夏場の猛暑が深刻化し、工場や畜産業における暑熱対策が重要視されています。
遮熱シートや断熱材の塗布などの対策が行われていますが、近年注目されているのが「遮光剤」の活用です。
遮光剤は、農業分野での利用が一般的ですが、工場や畜産業にも応用が期待されています。
本記事では、遮光剤散布の効果やメリット、今後の活用について書いていきます。
そもそも遮光剤とは?
遮光剤は、光を反射。散乱させることで温度上昇を抑える資材です。
農業ではビニールハウスでの温度管理のために使用されています。
工場における遮光剤のメリット
屋根温度の低減
金属屋根やコンクリート屋根は直射日光によって高温になりやすく、
室内温度の上昇を引き起こします。
遮光剤を散布することで、屋根裏温度をおおよそ4℃~7℃低減できることが確認されており、空調コストの削減につながります。
設備の負荷軽減
温度環境は機材設備の故障リスクは高めます。遮光剤による温度低減は設備の寿命を延ばし、メンテナンスコストの削減にも貢献できます。
作業環境の改善
夏場の工場は高温多湿になりやすく、作業員の熱中症リスクが高まります。
遮光剤を利用することで工場内の温度上昇を抑え、快適な作業環境を提供できます。
畜産業における遮光剤散布のメリット
家畜の熱ストレス軽減
牛や豚などの家畜は高温に弱く、熱ストレスを受けると家畜の斃死や、増体性、産乳性、繁殖性の低下を招き、畜産業の生産性が低下します。
特に乳牛は耐えれる暑さ(臨界温度)が低く、暑さによって乳量が減少するため、牛舎の屋根や壁に遮光剤を施すことで温度を下げ、安定した生産を維持できます。
ドローンによる遮光剤散布の可能性
ドローンを活用することで、広範囲の屋根に効率的に遮光剤を散布することができます。特に、大型工場や畜舎では手作業による塗布が困難なため、ドローンによる自動散布が有効な手段となります。
メリット
高所作業のリスクを回避
・作業員が屋根上に上る必要がなく、ドローンによる自動航行で屋根からの転倒などのおそれがない
コスト削減
・屋根上に登るための足場が不必要
・作業人員が少ない
・固定資産に計上されず、減価償却がかからない
(遮光剤は遮熱シートや塗布材などと違い、効果持続期間が3~6ヵ月程度なので恒久的なものとしてみなされないため)
まとめ
遮光剤は、工場や畜産業における熱対策として大きな可能性を秘めています。特にドローンを活用した散布技術を導入することで、効率的かつ安全な施工が可能になります。
当社では、ドローンによる遮光剤散布を専門に行い、安全かつスピーディーな施工を提供しています。暑熱対策をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。