近年の猛暑により、施設園芸における遮光剤対策の重要性が高まっています。
特に遮光剤の散布は、施設内の温度の上昇を抑えるために必要な作業となっていますが、「ドローンでの散布は手散布とどう変わるの?」と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
実際どうなのか?
2024年度、田原市が遮熱剤をドローンで散布した区域・手作業で散布した区域の違いについて実証実験を行い、当社はドローンでの散布業務担当として参画いたしました。
実験では気温・湿度・照度といったさまざまなデータからドローンの方が遮熱性が高いのが明らかになっています。
ドローン散布区・手散布区・外の積算温度・平均温度を6日間の30分毎に比べた実験ではいずれもドローン散布区が最も低い数値になりました。

出典:ドローン遮熱剤散布効果の検証 著 山内 高弘
室内気温の推移を見ても基本的にドローン散布区の方が気温が抑えられていることが分かります。

出典:ドローン遮熱剤散布効果の検証 著 山内 高弘
今回の実証実験では、ドローンによる遮光剤散布が、手散布よりも施設内の温度上昇を抑えることが確認されました。
また、高所での危険な作業がないので作業者の安全確保ができます。
当社は、120ha以上の遮光剤散布現場で得た知見と技術力をもとに、安全で効果的な遮光剤散布サービスを提供します。